着物を着よう!

着付け教室に長く通うために・・・

公開日2022年10月16日最終更新日 2023年1月14日

大人になってから、私は自分の意思で着付教室に通い始めました。学生時代、10年以上好きで続けた習い事があるので、習い事歴として、いち瑠はまだまだ短いほう。平日はフルタイムで仕事をしているので続かないかも…と思っていたけれど、続けられない理由を限りなく減らした結果、社会人でも3年間続けることができました。

3年間続けられた理由をご紹介します。

KO

続かない理由って色々ありますよね。

面倒、高い、疲れる、飽きた・・・などなど。

それではどうぞ!

自分の意志で、自分のお金で始める

続かない理由:費用

いつか着られるようにになったらいいな〜、くらいの気持ちで自らの意志で通い始めました。

人に勧められたり、誘われた訳ではありません。

全部自分のお金で、自分の意志で決めるので、続けない理由を「人のせい」にすることもないし、続ける理由を「人のせい」にすることもありませんでした。

通いやすい立地

続かない理由:面倒、疲れる

駅から近いとか、電車に乗っている時間が短いと言った「通いやすさ」は大事な要素です。

着姿に少し自信が持てるようになったら、着付教室に着物を着ていく。

着付教室でコツなどを習うので、万が一着崩れても辿り着ける、着姿がビミョーでも気にならない程度の距離だと◎

近場だと、負担感なく「着物を着て行って、帰ってこれた」という達成感を味わうことができます。

目標はトコトン低く

続かない理由:疲れる

最初は「毎週通うこと」を目標にして、覚えられたか、きれいに着られるかどうかは重視しませんでした。

習い始めはできなくて当然だし、1度教えてもらってできるようになったら皆困らないよね、と「できないこと」に対して寛容でいたことで、凹まないメンタルで淡々と通うことができたと思います。

やりすぎない

続かない理由:疲れる

フルタイム勤務だと平日練習する時間をとることは難しいです。

練習すればもっと早く上達したかもしれませんが、「無理をしない」ことを最優先にして、「週末の着付教室での時間」でできる範囲、としてゆっくりマイペースを貫きました。

この日までに着られるように(例えばお子さんの入学式など)といった切羽詰まった目標は立てずに、「自信を持って着られるようになるまで習う」という目標はいかがでしょう?

着物を着ることを義務化しない

続かない要素:疲れる

基礎科のうちは着るコツをあまり掴めていなかったのと、外に出られる程度に着るのにとても時間を要していたので、頑張らずに洋服で通っていました。

基礎科では着物はスーツケースに詰めて通って、極み科以降も雨の日・とても暑い日・買い物などに寄りたい日はスーツケースで通っていました。

プライベートのお出かけも「体調が良くて着物日和だったら着る」くらいの緩さで、「絶対に着ていかなきゃ」といった縛りも設けませんでした。

ただし、きものを着て出かけたら手帳にシールを貼り、年に何回着物を着て出かけたか、数えていました。これについては別途記事にしようと思います。

自分なりの線引き

続かない要素:費用、疲れる

着付教室は「習うところ」と線引きしました。もともと着物と帯は何枚か持っていたし、小物もほぼ揃っていたからです。

いち瑠では、日常的に和装小物の購入、イベントでは着物や帯などを購入することが可能です。「着物販売店が運営する着付教室」であることを理解したうえで利用するのは全く問題ないと思います。

カリキュラムに含まれているコーディネート講座には参加しましたが、「●●は持っています」「着ていない着物がたくさんあります」というように、新たに買う必要がないことを徹底的にお伝えし、授業終了時刻が来たら速やかに帰宅する姿勢をとっていました。

また、外部で行われる「いち瑠フェスタ」には行っていません。そういった場は意図的に避けていたので、押し売りされた印象もありません。今後、新品でマイサイズに誂えたいと思うものがあれば、販売イベントに参加したいと思いますが、今のところ予定はありません。

「着物販売店が運営する着付教室」の生徒としては、買い物を全くしない収益の上がらない生徒だったと思いますが、教室で買い物しなくても、お出かけに参加しなくても問題なく進級できます。

ちなみに、同じクラスから専科へ進級したのは私だけです。線引きのあるお付き合いだからこそ、長く続けられるのではないかと思っています。

まとめ

続けるために大事なことは、時間やお金の使い方を納得できるかどうか、だと思います。

自分の時間とお金なら、堂々と自分で決めることができます。

続けても良いし、途中ブランクがあっても良いんです。

出産後落ち着いてから復帰した方や、コロナで1クール(3ヶ月)お休みし復帰された方などもいらっしゃいました。

3年3ヶ月(休講期間があったので実質3年)のうち、自装1年半、他装1年半です。

期間が長いか短いか、費用が高いか安いかは人それぞれ感じるところだと思います。行き着くところは、納得できるか納得できないか、です。

基礎科初級から教授科まで、少しでも参考になれば幸いです。

HOME 着物を着よう! 着付け教室に長く通うために・・・

「誰でもできる仕事であっても、誰にもできない域に到達すればいい」「資格を取っても意味がないなんて、言わせておけばいい」ことに気づいた事務職OLです。学びは無駄にならない。発展途上のブログですが、役に立つ情報をコツコツ積み上げて参ります。