着物を着せよう!

【侮れない留袖】いち瑠 上級師範

公開日2022年8月6日最終更新日 2023年3月26日

着物を自分で着られるようになったら、次は着せられるようになりたい!とと思う方がいらっしゃるはず。

お教室発信のブログや初級クラスの体験談はありますが、上級クラスに進むとどうなるのか、徹底解説します!

今回はいち瑠上級師範科、基礎科初級から数えると8番目のクラスです。留袖はとても重いお着物。師範科で習った他装技術だと崩れてしまうので、さらなるコツを習います。留袖が着付けられるようになれば、普通のお着物はもっときれいに着付けられるようになるはず。

あわせて、和装上級師範の受験記録です。

それではどうぞ!

受講料

・受講料 33000円/15回(前期後期に分かれています)

・試験料 11000円

・認定料 55000円 →賞状をもらいました。

※交通費は面倒なので算出していません。おでかけ、1day講座、修了式等は参加していないため含まれていません。

合計 99000円

カリキュラム

①自装:フォーマルきもの 美し座学:礼装と紋

②③自装:留袖+袋帯(二重太鼓)

④~⑦他装:留袖+袋帯(二重太鼓)

⑧中間試験:留袖 自装&他装

⑨~⑪留袖+袋帯(二重太鼓)TIME UP(13分)

⑫他装:試験対策講座(挨拶・礼儀)苦手克服

⑬認定試験

⑭他装:留袖+袋帯(二重太鼓)総仕上げ

⑮自装:フォーマル着物 美しい着姿総仕上げ

メリット・デメリット

メリット①留袖の他装を一通り学ぶことで、自装や小紋や訪問着の他装で気づけなかったことに気づける

メリット②留袖一式(留袖、袋帯、礼装用帯揚げ&帯締め、末広)のレンタルが可能(クリーニング代もかからない)

メリット③楽しいだけではなく、緊張感をもった授業を受けることができる

デメリット①受講料のほかに、考査料や認定料がかかる

デメリット②トルソーを購入して自主練しないと、なかなか難しいかも

デメリット③試験会場での準備時間がなく、試験会場まで留袖で行く必要があります。寒い時期なら良いですが、暑い時期に試験だと、試験会場までで汗びっしょり・熱中症等のリスクが上がると思います。

どんな人におすすめ?

留袖を一度は着てみたい!とか着れるようになりたい!という人におススメです。クラス全員、留袖を着ているので、結婚式の親族控え室のよう。美しい留袖なので圧巻です。

着付けの手順は今までと同じですが、意外と侮れない。留袖がとても重い着物なので、技術が身についていないとすぐに崩れます。襟元がとても難しい!万が一、留袖を着るシーンがあったら、たぶん私はお金を払ってでも着付けを頼みたいです・・・。

試験について

初めて、教室以外の場所で試験を受けました。他校の生徒さんと本格的に入り混じっての試験で、校舎ごとに所作や手順が違っていたり、少し戸惑うことがありました。初対面の方に、初めて扱う着物・帯を着つけます。全体的に、ペアは同年代同士・同じ身長同士にしてあったように思います。

私のペアの方は帯が自前のもので、両脇がかがってある(長さ等お直しされたのかも?)帯で、ほつれてしまったら…という不安からあまり強く締めることができませんでした。

教室のレンタルものなら、普通の帯で心配なく使えるんですが…

苦手な紋は意識できたけど、襟元が左右非対称。写真ではわからないけれど、おはしょりの一重上げを失敗してゴロゴロしています。
裾もちょっと短かったかな?帯は短めの割に、ギリギリできれいめなお太鼓を作ることができました◎

結果

合格(91点)

謎の上級師範という名称です。和装師範に続き、「合格」の他に点数が出ます。細部評価(着物、紋バランス、帯、技術応用、動作)の4項目で、A評価1つ、B評価3つで総合点数は91点。どんな点数配分なのか、やっぱりよくわかりません。

点数は91点でした。

満足度

★★★★☆

留袖一式、無料でレンタルできます。サイズは若干合わなかったりしますが、買っても使わないだろうしありがたい制度です。

このクラスになると、もうほぼ固定メンバーです。顔見知り。試験では他教室の生徒さんとシャッフルとなりました。「それあり!?」と思うことがいくつかありましたが、そこは気にせず指摘せず。でも、後日教室で「あれはないよね」「こんなことしていた」と話題に上がりました。

搾取額認定料は下がりましたが、やっぱり高い!

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「誰でもできる仕事であっても、誰にもできない域に到達すればいい」「資格を取っても意味がないなんて、言わせておけばいい」ことに気づいた事務職OLです。学びは無駄にならない。発展途上のブログですが、役に立つ情報をコツコツ積み上げて参ります。