【丸の内仲通り校】いち瑠専科 振袖着付け師養成コース基礎クラス
いち瑠の基礎科から極み科に進まれる方は比較的いらっしゃると思いますが、専科まで進まれる方は多くないはず。専科クラスについて解説します!
受講料
・受講料52,800円/16回(約半年間)
計52,800円
初回に一括納入(現金のみ)します。
シンプルに受講料のみで、試験費用や認定料などはかかりません。また、お出かけ等のイベントもありません。
専科について
着付け師やきもの講師、きものアドバイザーを目指すコースです。振袖着付けの技術を向上させたいのであれば、振袖着付け師養成コースに進まれることをお勧めします。
丸の内仲通り校は関東の各教室から生徒が集まってくる教室で、今のところ基礎科等のクラスはありません。
物品販売も振袖着付けに必要なもの(コットンやエプロンなど)がメインで、着物や帯の展示はありません。
持ち物
振袖、帯、小物などは全て教室から貸し出してもらえます。
教授科で使用していたカフェエプロンやクリップなどはそのまま使えるので、買い足したものはコットンくらいです。
毎回の通学持ち物としては、カフェエプロン、クリップ類、タオル、ガーゼ、コットン、筆記用具だけです。
小さめのトートバックに収まる量なのが嬉しいポイントです。
コットンは裂けたり潰れたりしがちなので、コスパの良いものをまとめ買いするとよいと思います。
基礎クラスのカリキュラム
ひたすら振袖の着付けを繰り返します。手順は教授科で習ったものと代り映えしませんし(きれいにできるコツなどは沢山教えてもらえます)、教授科で習った帯結びを繰り返すため、帯結びのレパートリーは増えません。
①振袖1人着付け:相モデルで現状の出来栄えを確認
②~④振袖1人着付け →補正、長襦袢、振袖、帯の手順について一つ一つ教えてもらえます。
⑤~⑨振袖2人着付け →2人着付けの「良さ」は体験できますが、ちょっと混乱しました・・
⑩~⑮振袖1人着付け →スピードアップしつつ仕上がりも意識したレッスンです。
⑯振袖1人着付け(試験)→補正~仕上げ40分以内で仕上げます。出来栄え等は24項目、3段階で細かく採点されます。
ひたすら振袖着付けです。同じ手順のはずなのに、授業ごとに覚えることがあり、毎回とても新鮮でした。テキストはないため、メモ必携です!
教授科と専科の違い
教授科も専科も振袖着付けのクラスであることに変わりはありませんが、教授科は「手順を覚え、決められたことをきっちり行う」、専科は「やり方は何通りもありどれも間違いではない、体形を意識しながら出来栄えをよくする」のが大きな違いだと思います。「かわいい」「きれい」といった「美」を造り上げることを意識させられます。
専科では教授科の謎ルールを「え、そんな風に習ってきたの?忘れて」と忘れるよう徹底指導されます。
違う教室から上がってきた生徒さんも同じことを習っていたようで、教授科クラスの中では統一されていたようです。
教授科謎ルール①下前は15㎝ほど上げる
→専科では・・・15㎝と決めつけず、弧を描くようなラインで裾つぼまりにする
教授科謎ルール②帯のハネは大きく作りすぎず襟に接触してはいけない
→専科では・・・身長に合わせ華やかな雰囲気にする
教授科謎ルール③帯のひだは裏箱ひだに隠す
→専科では・・・ひだを隠す必要はない、むしろ華やかに見せてもよい
メリットデメリット
メリット①振袖着付けの美を追求できる
「かわいい」「きれい」に見えるバランスやそれらの作り方、コツなどを指導してもらえます。
メリット②振袖、小物などフルで借りることができる
振袖と長襦袢は身長によってS(3)、M(4)、L(5)に分かれており、様々な色柄の中から選ぶことができます。毎回違うものを選べるのがひそかな楽しみ。
メリット③追加料金がなく、むしろアルバイト斡旋がある
考査料や認定料もかからないのは喜ばしいポイントです。成人式シーズンには、着付け師のほか「受付」「事前チェック」といったアルバイトの募集があります。
デメリット①帯結びのレパートリーは増えない
教授科の帯結びを繰り返します(ただし2枚ハネ、裏箱ひだなど基本が詰まった帯結びなので、完璧な映えバランスをつくるのは結構難しい)。レパートリーを増やしたい方は、Youtubeなどで見るほうがいいかもしれません。
デメリット②教授科と専科で言われることが違う
レベルが違ってなかなか難しいのかもしれませんが、同じいち瑠なのであれば、指導内容は統一してほしいです・・・
どんな人におすすめ?
振袖着付けの「美」を追求したい方は着付け師養成コースに進むことをおすすめします。
ただし、専科に進んだからと言ってすぐに着付けの仕事を斡旋してもらえるわけではないので、着付けの仕事がしたい方はindeed等で仕事を探すほうが早いと思います。
満足度
★★★★★
試験採点項目が明確だったこと、お出かけイベント等のお誘いがなく、シンプルに着付けのみを習うことができるのが満足度につながっています。