着物を着せよう!

【ついに辿り着いた振袖!】いち瑠教授科

公開日2022年9月25日最終更新日 2023年3月26日

着物を自分で着られるようになったら、次は着せられるようになりたい!と思う方がいらっしゃるはず。

お教室発信のブログや初級クラスの体験談はありますが、上級クラスに進むとどうなるのか、徹底解説します!

今回はいち瑠教授科、基礎科初級から数えると9番目のクラスです。振袖は袖が長くて留袖並みに重く、今までのお太鼓結びではなく「変わり結び」をします。また、うしろのおはしょりにもとても気を使います。

あわせて、和装教授技術審査の受験記録です。

それではどうぞ!

受講料

・受講料33,000円/15回(前期後期に分かれています)

・エプロン 538円

・クリップ(長)2,150円

・脱脂綿 766円

・5mガーゼ  1,028円

・テキスト550円

・試験料 11,000円

・認定料 165,000円

計214,032円

消耗品や小物

黒いカフェエプロン

教室内で販売されているものは2000円くらい。ロゴ入りタグが縫い込まれています。

黒いカフェエプロンならなんでもいいとのことだったので、Amazon最安値のもの(ノーブランド)を購入しました。拳大でビニール袋包装のものが中国から1ヶ月くらい届きました。荷物を見て、エプロンとは認識できなかったなぁ…

しわくちゃだったけど、ポリエステルなのかすぐにシワは取れました。

クリップ

長いクリップが1つ必要ですが、なかなかバラ売りのものが見つからず2つで2150円のものを。

脱脂綿

半分は練習用(半年使う)、もう半分は試験用に保管しておきます。

ガーゼ 

半分は練習用です。脱脂綿同様に試験では新品を、とのことでしたが、比較的綺麗だったので、糸くずを切り落として持っていきました。

タオル

家にある薄手のタオルを使用しました。テキストでは3枚ですが、体型により4枚使用。

カリキュラム

①他装:補正の作り方・補正の仕方

②他装:補正復習・長襦袢

③他装:長襦袢復習・着物の着付け方

④⑤他装:着物の着付け方

⑥他装:着物の着付け方、帯結び

⑦他装:帯結び

⑧中間試験

⑨~⑪他装:弱点克服&TIMEup(23分)

⑫他装:試験対策講座・苦手克服 総仕上げ

⑬認定試験

⑭他装:総復習

⑮座学:きものの知識(日本の文様)

メリットデメリット

メリット①振袖の授業なので華やかな雰囲気。振袖一式(長襦袢や小物類なども含む※)レンタル可能です(クリーニング代もかからない)

メリット②変わり結びが1つマスターできる

メリット③洋服で受験するため動きやすい

デメリット①受講料のほかに、考査料や認定料がかかる

デメリット②自主練しないと、なかなか難しいかも

デメリット③試験時の荷物が大きい(留袖の時と違って、洋服で受験。振袖一式を持ち運ぶのはけっこう重い…)

※他校の方は小物類(帯板、ゴムベルトなど)などは借りられなかったそう。5,000円くらいで教室で購入されたようです。教室や人数によって借りられるもの・借りられないものがあるのかもしれません。

どんな人におすすめ?

「着付けを習ったよ〜!」と人に言いたい方は、ぜひ振袖の変わり結びまで学べる教授科まで進むことをおすすめします。

スムーズにいけば、基礎科初級から教授科まで3年間でカリキュラムが完了します。

レンタルについて

自分の振袖をお持ちの方も、一式借りてしまった方が楽です。

自分のものを使おうと思うと、毎回振袖を持ち歩かなくてはなりません(私物のお預かり制度はありません)。

また、教室の規定のものと違う仕様(飾りがない、帯が短い…など)だったり、体型に合わなくなっていたりすると、先生によっては「合わせること」を求められます。結局使うのは試験当日のお相手なので、トラブル防止のためなのかな〜と。

もし振袖をお持ちなら、家では自分の振袖で練習、お教室と試験ではレンタルのものを使う、とするのが良いかと思います。

番外編:試験時のハプニング

審査員長が先生!?

和装準1級の試験以降、試験の審査は日本和装協会の審査員と審査員長が行います。

といっても、いち瑠の講師が担当しており、今まで「教えている講師は審査員長・審査員にならない」傾向がありました。教えている講師は後ろに設けられた講師席から見守っており、できている箇所やできていない箇所、出来栄えを確認しています。

今回、私以外の生徒は全員日曜試験、私のみ平日試験でした。私を含め8名受験でしたが、7名は他校の仲良しチームで完全アウェイ。後ろの講師席にも私の担当講師は座っていませんでした。私1名の受験だから来なかったのかな〜なんて思っていたら、審査員長として登場!!

初めての場所、知らない人、担当講師が審査員長、というイレギュラーな要素が3拍子揃い、手汗かきまくり、緊張の中で着付けを行いました。タイムは18分だったそう。

相モデルで先に受験者(着つける側)をやりました。おはしょりはうまく整えられたけど、帯が全体的に大きすぎるらしいです。華やかなつもりだったんだけどなー。

結果

和装教授に合格しました(94点)。

今までは「日曜受験」で3日後の水曜日には結果が届いていました。が、今回は遅く、10日後くらいに届きました。

届くのが遅くてひたすら心配でした・・・クリップ取り忘れたから失格かな・・・なんて思ったり。

満足度

★★★★☆

華やかな振袖の授業、変わり結びを1つマスターすることができました。

ただ、試験直前の補講が土曜に開講されなかったことや受講後の進路について説明が少なかったこと、国家検定制度である「着付け技能検定」を目指したいと言ったにもかかわらずスルーされてしまったことについては残念に思いました。

教授科の次は「専科」があり、「振袖着付け師養成コース」「きもの基礎知識コース」があります。

過去最高額の搾取認定料を払った後、さらに最後の最後で「修了パーティーどう?」のお誘いが…☆

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「誰でもできる仕事であっても、誰にもできない域に到達すればいい」「資格を取っても意味がないなんて、言わせておけばいい」ことに気づいた事務職OLです。学びは無駄にならない。発展途上のブログですが、役に立つ情報をコツコツ積み上げて参ります。